壺齋散人の 映画探検
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リング:中田秀夫



中田秀夫の1998年の映画「リング」は、その後のホラー映画ブームの火付け役となった作品。あるビデオテープを見ると、その一週間後に死ぬという設定で、そのビデオを見てしまった主人公の男女が、その呪いから解放される道をさぐるというような筋書きだ。

映画の冒頭で女子学生が出てきて、呪いのかかったビデオテープのことを話す。そのテープを見ると、直後に電話がかかってきて、一週間後に死ぬというのだ。その女子学生もそのテープを見ていたのだが、果たして彼女は謎の死をとげるのだった。

その女子学生の叔母(松島菜々子)が映画の主人公だ。彼女は事件の発端となった伊豆の旅館に赴き、問題のテープを見つけて見てしまう。すると謎の電話がかかって来る。彼女は自分も一週間後に死ぬ運命になったのかと怖れる。そんな彼女に、別れた夫(真田広之)が加わって、謎の解明にとりかかる。夫もそのテープを見るので、彼らは二人とも死ぬ運命に陥ったのだ。そこでその運命から逃れるために、全力をあげて謎の解明にとりかかる。なにしろ時間が限られている。

解明努力の結果、次のことが分かった。昔無念に殺された女の悪霊がただよっていて、その女の怨念がいくつかのテープに込められている。そこでその怨念から逃れるには、女の遺体を探し出して慰めてやる必要がある。その遺体はどうやら、伊豆の例の旅館の地下の井戸の中にあるらしい。ということで二人はその井戸の中に下りて行って女の遺体を探し当てるのだ。その上で、女主人公が遺体を慰めてやると、彼女への呪いは消えたのだった。これですっかり呪いがとれたと思いこんだ二人だが、元夫のほうは直後に死んでしまう。そこで呪いはテープごとに解かなければならないということがわかる。ところが主人公の息子も別のテープを見ていた。息子を救うためにはどうしたらよいか。息子が見たテープを、一週間以内に他の人に見せれば、息子の呪いは解けるということがわかった。そこで母親はそのテープを、自分の父親に見せて、息子の身代わりになってもらおうと思うのだ。

こんな具合いに、ホラーにオカルトの要素が加わったような作りだ。主人公の夫にも超能力があって、その超能力をもちいて謎を解明していくのだが、そこに多少の無理を感じないでもない。




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