壺齋散人の 映画探検
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グルジアの映画



グルジアは、旧ソ連圏諸国のなかで最も映画作りがさかんな国だ。それも質の高い映画を世に送り出している。グルジアは、スターリンやシュワルナーゼといったユニークな政治家を生み出してもおり、文化的な面でも、活発な国柄なのかもしれない。

グルジアの映画作家としてよく知られているのはオタール・イオセリアーニだ。かれは当初、グルジア人の生活ぶりを情緒豊かに描いていたが、そのうち、グルジアとヨーロッパを行きつ戻りつし、ヨーロッパ人をテーマにした映画も作った。すべての作品というわけではないが、ファンタスティックな雰囲気を感じさせるものが多い。

逆に政治的な作品もある。「懺悔」はスターリン体制下のディストピアを批判したものだし、「葡萄畑に帰ろう」は難民迫害を描いたものだ。また、グルジアは民族問題を抱えていて、グルジア人とアブハズ人との間にたびたび紛争が起きている。その紛争を描いたものとして、「とうもろこしの島」や「みかんの丘」がある。

グルジアはジョージアと表記されることがあるが、映画を見ている限り、人々はグルジーアとかグルジンスキーとか言っているように聞こえるから、当のグルジア人は、グルジアと言っているのだろう。それをジョージアというのは、アメリカ人が英語風に発音したためで、日本もその真似をしたということだろう。だから、ここでは、ジョージアではなく、グルジアという言葉を使った。

そんなグルジア映画の代表的な作品を取り上げて、鑑賞のうえ適宜解説・批評を加えたい。


汽車はふたたび故郷へ:オタール・イオセリアーニ
素敵な歌と舟はゆく:オタール・イオセリアーニ
月曜日に乾杯!:オタール・イオセリアーニ
懺悔:グルジアのディストピア映画
とうもろこしの島:グルジアのアブハズ人
みかんの丘:アブハジア紛争を描く
皆さま、ごきげんよう:オタール・イオセリアーニ
ダンサー そして私たちは踊った
葡萄畑に帰ろう:エルダル・シェンゲラヤ


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