壺齋散人の 映画探検
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南欧・ギリシャ映画
スペイン・ポルトガルの映画を中心にして、ギリシャを含めた南ヨーロッパ諸国の映画を紹介する。イタリアは別に項目をたてて紹介する。スペイン・ポルトガルとギリシャとでは、歴史的にも文化的にもほとんど関連はないのだが、たまたま南欧という地理的属性を共有しているため、無理を承知で同じ項目に含めた。
スペイン映画は、なんといってもルイス・ブニュエルの存在感が圧倒的である。ブニュエルは、フランスでデビューしたこともあって、フランス映画の巨匠として遇されてもいるのだが、やはりスペイン人だし、スペイン語の映画を多数作っているので、スペイン映画の巨匠として分類したい。
スペイン映画は、近年ますます隆盛しており、ペドロ・アルモドバルとか、アレハンドロ・アメナーバルといったすぐれた映画作家を出している。そんなこともあって、スペインは映画先進国の一つである。
一ギリシャ映画は、テオ・アンゲロプロスの存在感が圧倒的だ。ギリシャ映画といえばアンドロプロスといった具合に、アンゲロプロス一人でギリシャ映画を代表している感がある。
ここでは、そんな南欧・ギリシャ映画の代表作を取り上げ、鑑賞のうえ適宜解説・批評を加えたい。
スペイン映画
ビクトル・エリセ「ミツバチのささやき」:1940年のスペインの田舎
ビクトル・エリセ「エル・スール」:少女と父親の謎めいた関係
ラディスラオ・バホダ「汚れなき悪戯」:少年はいかにして神に召されたか
フェルナンド・トルエバ「ベル・エポック」:共和制時代のスペイン
ダビド・トルエバ「「僕の戦争」を探して」:ビートルズへのオマージュ
フリオ・メデム「アナとオットー」:両親同士が再婚した義理の兄妹の恋愛
フリオ・メデム「ルシアとSEX」:セックス賛歌
スペイン映画「パンズ・ラビリンス」:スペイン内戦と妖精の国
スペイン映画「サルバドールの朝」:フランコ時代の反政府運動
ルイス・ブニュエルの映画
ルイス・ブニュエル「アンダルシアの犬」シュル・リアリズムの映画
ルイス・ブニュエル「黄金時代」:欲情した男
ルイス・ブニュエル「忘れられた人々」:メキシコ・シティの下層社会
ルイス・ブニュエル「ナサリン」:放浪するカトリック神父
ルイス・ブニュエル「皆殺しの天使」:不条理映画の傑作
ルイス・ブニュエル「小間使いの日記」:ジャンヌ・モローの怪しい魅力
ルイス・ブニュエル「昼顔」:フランス人の不道徳な生き方
ルイス・ブニュエル「銀河」:フランス人の信仰の欺瞞性
ルイス・ブニュエル「哀しみのトリスターナ」:フランス風親子丼
ルイス・ブニュエル「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」:七つの大罪のオンパレード
ルイス・ブニュエル「自由の幻想」:フランス人の欺瞞性
ルイス・ブニュエル「欲望のあいまいな対象」:呪われた無信仰者
ペドロ・アルモドバルの映画
ペドロ・アルモドバル「バチ当たり修道院の最期」:スペイン版駆け込み寺
ペドロ・アルモドバル「神経衰弱ギリギリの女たち」:男に捨てられた女たち
ペドロ・アルモドバル「キカ」:セックスと殺人
ペドロ・アルモドバル「オール・アバウト・マイ・マザー」:息子を失った母親
ペドロ・アルモドバル「トーク・トゥ・ハー」:植物状態になった女性たちとのコミュニケーション
ペドロ・アルモドバル「バッド・エデュケーション」:スペイン流衆道(ゲイ道)
ペドロ・アルモドバル「ボルベール」:帰郷をテーマ
ペドロ・アルモドバル「抱擁のかけら」:三角関係+α
アレハンドロ・アメナーバルの映画
アレハンドロ・アメナーバル「テシス」:ホラー・サスペンス
アレハンドロ・アメナーバル「オープン・ユア・アイズ」:夢をめぐるサイケデリック映画
アレハンドロ・アメナーバル「アザーズ」:スペイン流幽霊映画
アレハンドロ・アメナーバル「海を飛ぶ夢」:尊厳死
アレハンドロ・アメナーバル「アレクサンドリア」:女性天文学者ヒュパテイアの半生
ポルトガル映画
マノエル・デ・オリベイラ「家路」:老俳優の日常
マノエル・デ・オリベイラ「夜顔」:ブニュエル「昼顔」の続編
マノエル・デ・オリベイラ「家族の灯り」:家族の崩壊
ポルトガル映画「熱波」:ポルトガル人女性の奔放な生き方
ペドロ・コスタ「ヴァンダの部屋」:リスボンのスラム街で生きる人々
ポルトガル、夏の終わり:世界遺産シントラが舞台
ギリシャ映画
日曜日はダメよ:ギリシャ映画の古典
タッチ・オブ・スパイス:ギリシャ現代史の一齣
ギリシャ映画「籠の中の乙女」:ディストピア風の不条理劇
ギリシャ映画「テーラー人生の仕立て屋」:深刻な不況に翻弄される庶民
テオ・アンゲロプロスの映画
狩人:テオ・アンゲロプロス
アレクサンダー大王:テオ・アンゲロプロス
シテール島への船出:テオ・アンゲロプロス
蜂の旅人:テオ・アンゲロプロス
霧の中の風景:テオ・アンゲロプロス
こうのとり、たちずさんで:テオ・アンゲロプロス
ユリシーズの瞳:テオ・アンゲロイプロス
永遠と一日:テオ・アンゲロプロス
エレニの旅:テオ・アンゲロプロス
エレニの帰郷:テオ・アンゲロプロス
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