壺齋散人の 映画探検
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1930年代のアメリカギャング映画


1930年代はアメリカ・ギャング映画の黄金時代だ。それには、20年代から30年代にかけて施行された禁酒法が背景にあった。禁酒法によって酒の製造が禁止されると、密造酒の製造・販売が横行するようになり、その利権を巡ってギャングたちが暗躍した。アル・カポネに代表されるようなギャングたちの生態と、彼らに立ち向かう捜査当局の活躍ぶりが、映画の格好の材料となり、そこから1930年代ギャング映画の繁栄が生まれたわけだ。

ギャング映画の中からは、ジェームズ・キャグニーやエドワード・G・ロビンソンといった個性豊かな名優たちが現れた。彼らに共通しているのは、俳優としては非常に小柄ながら、妙なエネルギーを持っていることだ。しかも単なるギャングではなく、人間的な深みも感じさせる。ハンフリー・ボガートなどは、ギャング映画では敵役ばかりだったが、後に性格派の俳優として一世を風靡するようになった。興味深い俳優たちが、ギャング映画からは排出したのである。ここではそうした名優たちの意気な演技ぶりを味わってみたいと思う。


犯罪王リコ(Little Caesar):1930年代のアメリカギャング映画

民衆の敵(The Public Enemy):1930年代のアメリカギャング映画

暗黒街の顔役(Scarface):1930年代のアメリカギャング映画

汚れた顔の天使(Angels with dirty faces):1930年代のアメリカギャング映画

アメリカ映画「化石の森」 逃走中のギャング

アメリカ映画「彼奴は顔役だ」 怒涛の二十年代を描く



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