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紳士は金髪がお好き マリリン・モンローのミュージカル・コメディ



1953年のアメリカ映画「紳士は金髪がお好き(Gentlemen Prefer Blondes ハワード・ホークス)」は、マリリン・モンローの主演映画第二作。ジェーン・ラッセルと共演のミュージカル・コメディである。クレジット上では、ラッセルのほうが先に名が出ているが、実質的にはマリリンが主演といってよい。

マリリン演じるローレライとジェーン演じるドロシーはダンサー仲間だった。ローレライに金持の男が惚れて結婚しようというが、男の父親が大反対。男は彼女をフランスにいかせて、当地で結婚式するつもりになる。そこでとりあえずローレライをフランス行きの船に乗せ、ドロシーを世話係につける。その船には、男の父親にやとわれた探偵が乗り込んでいて、ローレライの動向を監視する。

というわけで、船の中で奇妙な騒ぎが持ち上がるというわけだ。筋書きはどうでもよく、マリリンとジェーンの歌と踊り、そしてマリリンのセックス・アピールが映画の売りである。この映画の中でも、マリリンはサービス精神旺盛で、何度も尻を振って見せる。それを見せられては、どんなに頭の固いヤンキーも鼻の下を延ばさずにはいられない、というわけだ。

ジェーン・ラッセルは、1940年代のハリウッドを代表するグラマー女優で、からりとした性格から、非常に人気があった。マリリンより数歳年上である。この映画の中でも、マリリンに対して姉御風に振舞っている。




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