壺齋散人の 映画探検
HOMEブログ本館美術批評東京を描く水彩画動物写真ブレイク詩集西洋哲学 プロフィール掲示板



ジャック・フェデー(Jacques Feyder)


ジャック・フェデー(Jacques Feyder)は、フランス映画の黄金時代を築いた巨匠の一人であるが、フランス人ではない。ベルギーに生まれてフランスに帰化した人物で、フランス映画と称される作品は、実質的には三本しか作っていない。しかし、そのわずか三本の映画が、その後のフランス映画に決定的な影響を与えたのであった。その影響は、多くの映画評論家によって、肯定的に評価されたが、中には否定的な評価をする者もある。ヌーヴェル・ヴァーグの旗手といわれたフランソワ・トリュフォーはその最たるもので、フェデーの映画は、「心理的リアリズム」というけちな傾向のために、フランス映画をつまらなくした元凶だといった。


たしかに、フランス映画には、ルネ・クレールやジャン・ルノワールのような、祝祭的雰囲気に富んだ非リアリズム的な流れと、フェデーやジュリアン・デュヴィヴィエのようなリアリスティックな流れがある。どちらが優れているかは、一概にはいえないが、フェデーがフランスリアリズムに大きな影響を与えたということは、歴史的事実として言えそうである。



外人部隊(Le grand jeu)
ミモザ館(Pension Mimosas)
女だけの都(La Kermesse héroïque)


HOME フランス映画次へ









作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2013-2014
このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである