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ロベルト・ロッセリーニ(Roberto Rossellini)


ロベルト・ロッセリーニは、ヴィットリオ・デ・シーカと並んで、イタリア・ネオレアリズモの巨匠と言う評価が高い。ネオレアリズモの特徴は、政治性にあると言われるが、ロッセリーニは最も政治性の高い映画を作った。「無防備都市」と「戦火の彼方」は、ナチスドイツと戦う連合軍・イタリアパルチザンの英雄的な姿を描いたものだし、「ドイツ零年」は、ナチスのみならずドイツ人全体に、非人道的な行為への反省を迫るものだった。普通、余りに政治的な映画は、芸術作品としては失敗するものだが、ロッセリーニの場合には、芸術と政治の微妙な関係を、それこそ微妙なテクニックを用いて調和させたといえるだろう。


ロッセリーニは、政治的な作品のほかに、純粋に映画として楽しめる映画も作った。「神の道化師フランチェスコ」はその代表的なものだ。これは、アッシジのフランチェスコとして知られる中世の聖人の生き方を通じて、人間とは何かという永遠の疑問に、ひとつの回答を用意したものと言えよう。



無防備都市(Roma città aperta)
戦火の彼方(Paisà):ロベルト・ロッセリーニ
ドイツ零年(Germania anno zero)
神の道化師フランチェスコ(Francesco Giullare di Dio



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