壺齋散人の 映画探検 |
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キルギスは中央アジア五か国の一つである。その領域の東南部に位置し、中国と国境を接している。五か国とも、ソ連崩壊後も引き続き、ロシアと密接な関係にあった。その五か国のなかで、キルギスが国際映画市場に存在感を発揮しているのは、アクタン・アリム・クバトの存在による。クバトの2010年の映画「明かりを灯す人」がカンヌで上映され一躍注目を浴びたのだった。キルギルという、西側ではほとんど知られることのない国の人々の生き方が、フランス人ら西側の人々の目には、新鮮にうつったのであろう。 アクタン・アリム・クバトは、アクタン・アブディカリコフという名で、「あの娘と自転車に乗って」(1998)、「旅立ちの汽笛」(2001)といった作品を作っていた。アディブカリコフは、ロシア風の名である。一方、「アリム・クバト」はキルギス語だという。「旅立ちの汽笛」では、ロシア語が話されるなど、ロシアを意識した作風だったが、「明かりを灯す人」以後は、キルギス本来の姿にこだわった映画を作った。 そんなわけで、キルギス映画はもっぱらアクタン・アリム・クバトによって代表されると言ってよい。そんなクバトの代表的な映画を取り上げて、鑑賞しながら適宜解説・批評を加えたい。 キルギス映画「あの娘と自転車に乗って」 思春期にさしかかった少年 キルギス映画「旅立ちの汽笛」 徴兵年齢期を迎えた少年たち キルギス映画「明りを灯す人」 崩壊しつつあるキルギス人社会画 キルギス映画「馬を放つ」 キルギス人の馬へのこだわり |
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