壺齋散人の 映画探検
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シャーロック・ホームズ 殺しのドレス



「シャーロック・ホームズ」シリーズは、小生が子供の頃はよく読んだことを覚えているが、いまでも人気は衰えず、世界中で読み継がれているそうだ。映画ドラマにも相性がよくて、これまで大変多くの映画が作られた。なかでも、バジル・ラズボーンをホームズ役にした1940年代半ばの映画のシリーズものは、もっとも洗練されているとの評判である。これは、日本では公開されなかったが、英米では大ヒットしたそうだ。

このシリーズのなかの「殺しのドレス(Dressed to kill)」は1946年の作品。高い知能の女とホームズの知恵比べを描いたものだ。この作品の原作を小生は読んだことがないが、おそらく小気味のよいストーリー展開なのだと思う。映画を見る限りでは、実に周到な筋運びになっている。

テーマは贋金作りを企む悪人たちの野望をホームズがはばむというものだ。紙幣の印刷原盤がどこかに隠されているのだが、それを知っているのは刑務所に服役中の男だけ。その男が、隠し場所のヒントを三個のオルゴールに託す。そのオルゴールを、贋金作りのメンバーが狙うのだが、それらのオルゴールはそれぞれ三人の人の手にわたっていた。それをめぐって、殺人事件が起ったり、相棒のワトソンが女の色気に迷ったりするのだが、ホームズは次第に謎の核心に近づいていく。

そのホームズの前に立ちはだかるのが、ドレスに身を包んだ女というわけで、ホームズはこの女をひっかけてやろうと思って、逆に自分が引っかかってしまい、あまつさえ命が危険にさらされたりもするのだが、そこはホームズのこと、智慧を働かせて悪人どもを一網打尽にするというような筋書きだ。

ホームズを演じたバジル・ラズボーンは、歴代のホームズ役者のなかでも最もホームズの雰囲気に近いと言われている。




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