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アメリカ映画「レインマン」:知的障害者を描く



バリー・レヴィンソンの1988年の映画「レインマン(Rain Man)」は、長い間互いの存在を知らなかった兄弟が、久しぶりに再会し、一緒に旅をする過程で兄弟愛に目覚めるというような内容の作品。兄弟が旅をするところはロードムーヴィー仕立てになっているし、また、兄のほうが知的障害者になっている点は、ある種社会派の視点を感じさせる。だがこの映画の中のそうした視点には、知的障害者への差別意識を感じないでもない。

もっともその知的障害者をダスティン・ホフマンが演じており、その演技に独特の迫力があるので、あまり余計なことは感じさせない。また、ストーリーは、アメリカの大衆が好みそうなもので、日本人が見てもあまり感心しない。パットしない映画である。




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