壺齋散人の 映画探検 |
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山田洋次といえば、寅さんシリーズが定番で、年二本以上作り続けた。その合間に、日本人の生き方をテーマにした映画を作ったわけだが、そのいずれもが、我々日本人に、人間の生き方について強く考えさせるものがある。とりわけ、「男はつらいよ」シリーズは、東京の下町葛飾柴又出身の風来坊で、渥美清演じる瘋癲の寅を主人公に、日本人のいまでは忘れられた人情味あふれる生き方をテーマにして、実に五十作に及ぶシリーズとなった。 |
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